kiwi

瀬戸内といえば、柑橘類。ここ周防大島も例にもれず、柑橘類の栽培がさかんらしい。透き通った海に、キラキラとした太陽が降り注ぐこの土地。民家にすら果物の木があって、東京のワンルームでわたしが育てている観葉植物も、本当はこんな土地で過ごしたいのだろうな、なんて意味のないことを考えた。

県道沿いには、たくさんの果物屋さんが並んでいた。柑橘類以外にも、キウイやいちご、ブルーベリー。よりどりみどりで、ついつい目移りしてしまう。すると、店主らしき女性に声をかけられた。「あら、いらっしゃい。どこから来たの?」と聞かれ「東京です」と答えた。すると彼女はにっこりと笑って「それじゃあ、今日は天気が良くてよかったわね。きっと日頃の行いがいいからよ」と言いながら、キウイをひとかけら、差し出した。

なぜか、目頭が熱くなった。この島に歓迎されたことに、日々のがんばりを、労ってもらえたことに。キウイを口に放り込み、涙が溢れないように上を向く。瀬戸内の日差しがまぶしくて目をつむると、口の中には新鮮な甘い香りが広がった。

瀬戸内キウイ

HAZY IPAをベースに、周防大島の太陽を浴び育ったキウイをジャムにする過程で抽出されるシロップを使用して、フルーティに仕上げました。甘い香りと苦味の織りなす風味をお楽しみください。
AVB : 4.5% | IBU : 6
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

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